単なる備忘録

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ハンターハンター ピトーの前世は外科医ではないだろうか?

海外のハンターハンターのファンサイトをのぞいていて、ピトーの話題が出てきた。

そこで、ポックルの脳をいじくるピトーがエゲツねぇてな感じの流れだったんだけど、そこでふと気付いたんだよ。

ピトーの前世は外科医だったんじゃないのか?と。

ピトーの前世が外科医かもしれない3つの根拠

1.医学の知識

まず1つは、人体構造の理解の速さ。

ピトーは生まれて間もなく、ポックルの脳をいじって念に関する情報を得た。このときピトーは、医学の本を読んで人体構造を即座に理解した。

元々医学に関する素養があったから、あんな凄い芸当ができたのではないだろうか?

キメラアントは、前世の記憶をある程度継承できるらしいから(そのおかげで喋れる)、医学的な知識がピトーの頭にわずかながら残っていたのかもしれない。

だとしたら、妙に納得がいく。同じ護衛軍のユピーにはあんなこと絶対できそうにない。

 

2.念能力

2つ目に、ピトーが発現したドクターブライスという念能力。

ドクターブライスを直訳すると、「人形のお医者さん」みたいな感じになる。

この能力は、「損傷した肉体を治す」というものであり、正に「外科医」の能力といってもいい。

ポックルの件といい、発現した能力といい、ピトーになにかしらの医学的な素養があることは間違いないと思う。

元々念の「系統」や「発」は、本人の「素質(性格など)」や「思い入れ」を反映したものであることが多いと作中で語られている。

天空闘技場では、コマに思い入れのある能力者はコマの能力を得たし、子供のころから電気を浴びて育ったキルアは、電気を生み出す能力を得ることに成功した。

メレオロン(カメレオン)は「透明になる能力」や「誰からも認知されない能力」を得るなど、生まれ持った性質が能力に大きな影響を与えている場合もある。

 

3.服装

3つ目。

そもそもだけど、ピトーの服装はお医者さんが着ている白衣を黒くしたものだ。医者を意識しているのは間違いない。

 

以上、3つの根拠を持って、ピトーの前世が外科医なのではないかと考えてみた。

耳が生えていたりニャーとか言っていたりするから、猫にばかり意識がいきがちだけど、ピトーの本源的な部分は「猫」にのみあるのではなくて、「医者」+「猫」だと思う。

そう考えると、プフは「音楽家」+「蝶」とかになるのだろうか?ユピーは分からない・・・ただの化け物にしか見えない。

 

あとがき

以下、ただの妄想↓↓

ある日、猫を飼ってる白衣の女性外科医が、猫と共にキメラの兵隊蟻に襲われた。

女性外科医は愛猫を必死にかばうも、なすすべもなくやられてしまい、女王蟻の食料として一緒に喰われてしまった。

そして、人間と猫の混合キメラであるピトーが誕生した。

妄想おわり↑↑

 

キメラに襲われたときに、飼い主である医者が猫を必死にかばい、そのシーンがピトーがコムギを身を盾にして守るシーンと重なっていたりして。

こういう死にぎわのシーンや、飼い主(飼い猫)との思い出とかがピトーの記憶の根底に刻み込まれていて、色んな気持ちが重なって思いがけず涙が溢れ出したんじゃないかなあ。あくまで妄想だけど。

 

それより、ピトーって最後まで性別不詳だったけど、やっぱり女だったのだろうか。作者の冨樫先生は、少女漫画に造詣が深いだけあって、クラピカのような一見性別が分かりにくい中性的なキャラを描くことが多い。

白黒はっきりさせずにあえてグレーにしておくことで、議論を起こせるし人をいつまでも作品に惹きつけることができる。本当に上手い。実際、今自分もこうしてピトーのネタを書いている。連載されてからおそらくもう10年以上は経っているであろうに。

ピトーが女性だとするなら、やっぱ前世は黒猫と白衣の女性外科医がいいなあ。まあでも、この2つの要素がピトーに強く残っているだけであって、実際のところは何十~何百って生物が栄養として運び込まれピトーを形作っていたのだろうね。

たしか女王蟻が王の出産準備のときに要請したのが1日50体の人間だった。王みたいに膨大な数を元に作られたキメラは、もはや個の原型なんてとどめていない、そういうイメージだと思う。